ヴァイオリンたちもカゼをひいたり、ケガをしたりします。
人とおなじで弦楽器も毎日快調で同じ調子と言うものではありません。
いい時もわるい時も そこそこいけてるということもあるでしょう。
しかし、診察を受け治療をすれば元気になります。
心配はつきものですが、それも弦楽器と永くお付き合いしていく醍醐味のひとつです。
そういう体験によってヴァイオリンも生きていると実感できることと思います。
あなたの弦楽器、調子の悪そうなところはないですか?
些細な事でも気になることがあれば是非ご相談下さいませ。
修理の様子
道具の一部(1F工房内)
(はがれた指板 )
当店でご購入された楽器にかぎらず親切に対応いたします。修理。調整の見積は無料です。お気軽にどうぞ。
お電話でのご相談もご遠慮なく。
弓の毛替、修理調整
持ち込まれた状態
スティックの凹み補修と持ち手の皮の交換、フロッグの黒檀の割れを修復
かなり毛が切れています
毛替した方がいいですね。(わかりやすい例)
【毛替 目安料金】
ヴァイオリン・ヴィオラ:5,000円 チェロ:5,800円 バス:7,000円(税込)
※詳細はお問い合わせください。
弓が折れた場合
写真上は修理困難ないしは不可能。
写真下は修理可能。
楽器本体では まず修復修理ができないということはあまり経験したことはありません。
けれども弓の場合どうしても棹が折れてしまった時修復したとしても演奏するのに不安が残ってしまうことがあります。写真下の修理だと折れた所を接着するだけでは毛の張力ではずれてしまうことがあるので補強が必要になってきます。
【弓修理 目安料金】
40,000円~50,000円(税込)
※詳細はお問い合わせください。
毛替
弓には馬の毛が張ってあります。使っていると毛は引っ張られているので、だんだん長くなっていきます。
(写真上は馬毛が伸びるまえ)
また湿度や温度が高いと毛は長くなり、逆に寒くて湿度が下がると短くなります。のびた毛:ネジを最もゆるめた時これぐらい毛が長くなると、ネジ(スクリューツマミ)をいっぱいに回しても毛が張らなくなります。こうなると毛替か、毛の長さの調整が必要。
毛がうまく張れないのは、毛が伸びた時か、中のネジ(写真上)が磨り減った場合が多く、毛が伸びすぎただけということがけっこうあります。